感染するとビーバー!?B級カルト狙いでスベった「ゾンビーバー」レビュー

star1

微妙…

名作コメディ映画『ハングオーバー!』のスタッフが製作したらしいこの映画、その手腕も感じられず見事にスベっている。

オープニングは007とB級ホラーをミックスしたような凝った作りになっており、面白そうか?とうっすら期待を感じさせた。

しかし、期待はあっさり裏切られ、退屈な時間が過ぎていくだけだった。

肝心の映画の中身はお粗末そのもの。

主役であるゾンビーバーは、あまりにも動きが少なすぎて迫力が皆無。
ゾンビーバーの動きを例えるなら、ぬいぐるみを手に持ってブルブル振る、まさにあれの感じである。
それが人に襲いかかる感じを想像して欲しい。

襲いかかると書いたが、実際はなかなか襲ってこない。
距離をとってブルブルしている(笑)
ゾンビなんだから、がむしゃらにいけよ!

ゾンビーバーに襲われた人が感染してビーバー化するのも違う気がする。

アイディアとしては面白かったが、そもそもゾンビーバーは謎の液体によってビーバーがゾンビ化したのであって、ビーバーはもとからビーバーじゃないか。
人が感染したらビーバーになるってどういうことだ?

編集が雑で、つなぎがギクシャクしていてテンポが悪い。

ホラーとしては緊張感が足りないし、ドラマは痴話喧嘩しているだけ。
せめてコメディ要素があれば救いになったのにそれもなし。

つまるところ終始退屈だった。

話のネタとしてはありだと思うので、退屈覚悟で鑑賞するのもいいかもしれない。

本編とは関係ないが、レンタル版の映画予告のラインナップがヤバイ系ばかりなのが気になった。

ゾンビーバー(原題:Zombeavers/2004年/アメリカ)


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