ゾンビ映画ネタ満載「ウォーキング・ゾンビランド」レビュー

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保安官のリンカーン(デイヴ・シェリダン)は、病院で昏睡状態から目覚めると世界はゾンビで溢れていた…

『ゾンビランド』『ウォーキング・デッド』『ウォーム・ボディーズ』などのゾンビ作品をオマージュしたコメディ映画。

『ウォーキング・デッド』のリック風の保安官リンカーンは、同僚を庇って昏睡状態になったわけではなく、野球の試合で息子の打球が頭に当たって昏睡状態に。
世界の終末よりTwitterがなくなったことの方がショックらしい。記憶が混乱しており息子の名前をカールだと勘違いしている。カールの発音にはこだわりを感じる。
名前の由来はリック役のアンドリュー・リンカーンから。

息子のクリスは終末世界に適応し過ぎてかなりグレてしまっている。母と共に『ゾンビ・ストリッパーズ』を経営。客に『ショーン・オブ・ザ・デッド』風の2人がいる。
父親がカールと名前を呼び間違えるのを毎回訂正する我慢強い子。

ダリル風の人物もいるが本物と違いワイルドさはない。殺傷能力ゼロの玩具のボウガンが武器。使用した矢の回収には強いこだわりを感じる。

『ゾンビランド』パロディの、グリーンベイ(ティム・オグレトゥリー)とシカゴ(ジョーイ・オグレスビー)は、本家と違いグリーンベイはサバイバル能力低め、シカゴはお菓子のトゥインキーではなくポルノ雑誌を探し求めている
ブルックリンとハーレムという本家の姉妹相当の人物も登場する。
本家と同じく人物名はアメリカの地名から。

『ウォーム・ボディーズ』風の恋するゾンビのロメオ(トロイ・オグレトゥリー)は、ゾンビということはバレておらず、あまり喋れないが一番の常識人。恋の相手は『ゾンビランド』風の姉妹の姉が兼任。
よくロメロと名前を間違われる。ロメロはもちろんジョージ・A・ロメロ監督から。

『ドーン・オブ・ザ・デッド』風のショッピングモールから、『ウォーキング・デッド/シーズン2』風の農場へ。そこである出来事からゾンビを呼び集めてしまい、ラストはゾンビの大群の襲撃を受けるという見たことある展開…でも緊張感は皆無。

ゾンビはまくらで倒せるくらい弱いし、仲間がやられそうな雰囲気もない…
と思ってたら意外な奴がやられた!

他のパロディ映画同様、ある程度元ネタの知識がないと本当にくだらないだけ。でも、元ネタを知ってたらそれなりに楽しい映画。

ウォーキング・ゾンビランド(原題:WALKING WITH THE DEAD/THE WALKING DECEASED/2015年/アメリカ)

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