ゾンビvsボーイスカウト「ゾンビーワールドへようこそ」レビュー

star4
思春期の少年たちは、友情と煩悩の狭間で、
ボーイスカウトの技術を駆使してゾンビに立ち向かう。

めっちゃおもしろかった!

ベン、カーター、オギーの3人はボーイスカウトで出会い、
幼い頃から共に行動してきた親友同士。

しかし、高校生ともなるとボーイスカウトより女の子が気になるお年頃。
早く童貞を捨てたいカーターは、キャンプを抜け出して秘密のパーティーに行こうとベンを誘う。
それをオギーに見つかってしまい、友情に亀裂が入ってしまう。

ベンとカーターが町に戻ると人はおらず、代わりにゾンビで溢れかえっており、、、というストーリー。

主な登場人物は、

ベン(タイ・シェリダン)、本作の主人公。ボーイスカウトのメンバー。
真面目で正義感が強い。
演じるタイ・シェリダンは、演技の評価が高く、
映画『ツリー・オブ・ライフ』でデビューして以来、
『MUD』でマシュー・マコノヒー、
『グランド・ジョー』でニコラス・ケイジ、
『THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション』でジョン・トラボルタと、
若年ながら大物俳優達といずれも重要な役で共演している。
2016年は『X-MEN:アポカリプス』のサイクロップス役と順調にキャリアを重ねている。
なぜこの作品に出演したのか経緯が気になるが、個人的に好感度は高くなった。

カーター(ローガン・ミラー)、ボーイスカウトのメンバー。
ストリップ・クラブに潜入したり、ゾンビのおっぱいに気を取られたりと思春期丸出しのムードメーカー。SNS好き。

オギー(ジョーイ・モーガン)、ボーイスカウトのメンバー。
他の二人とは違い、ボーイスカウトに真面目に取り組んでおり、スキル習得に熱心。太っちょ。

ロジャース隊長(デヴィッド・ケックナー)、中年のボーイスカウト隊長。
歌手のドリー・パートンに夢中。早々にゾンビになるが、度々登場してはやられる。コメディ要員。

デニース(サラ・デュモン)、ストリップクラブのウェイトレス。
露出度の高い服装でお色気担当。化粧は濃いが、意外に表情がキュート。

しかしこの映画、ゾンビ発生から住人避難まで早過ぎないか?
ベンたちが森でキャンプをしてたの数時間くらいでしょ?

まあそんな些細な疑問はどうでもよく、
キャンプから戻ってからは、デニース(強い!)に助けられ、オギー(意外に強い!)も合流して町からの脱出を目指す。
しかし、パーティーの連中がまだ避難していないことを知ると救出に向かうことにする。
パーティーには、ベンが思いを寄せるケンドル(ハルストン・セイジ)が参加しているのだ。

ここからの展開が熱い!
まずは、戦闘準備を整えるためにホームセンターに向かい、ボーイスカウトで習得した技術で武器を製作。
ボーイスカウトの本領発揮!
この時の演出がやたらカッコいい。

その後は男前展開で大活躍!
少年たちの決死の覚悟にちょっと感動した。

この作品、ボーイスカウトという設定が存分に活かされており、飽和気味のゾンビ映画の中でも差別化ができている。

観客を飽きさせないアイディアも豊富で、ゾンビと一緒に歌ったり、トランポリンで危機を逃れたり、その他の思春期のバカな行動も微笑ましい。

ドラマの根幹はボーイスカウトの3人の友情であり、青春コメディ映画としても十分楽しめる。
奥手な少年を後押しする年上の女性であるデニースの存在が、ストーリーをより魅力的なものにしている。

コメディなのでゾンビもふざけがちだが、きっちり緊張感があり恐い所は恐い。
ゾンビの特殊メイクやCGなども抜かりなし。
コメディだけに偏り過ぎないバランスが良かった。

映像と音楽も高水準なので、決してB級映画ではない。
個人的には『ゾンビランド』に匹敵する作品だと思う。
劇場公開もなく、その他B級ゾンビ映画と同じ扱いなのが残念でならない。

間違いなくオススメのゾンビ映画だ。

ゾンビーワールドへようこそ(原題:SCOUTS Guide to the Zombie Apocalypse/2015年/アメリカ)


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