アメリカ海軍精鋭部隊ネイビーシールズ、彼らの新しい任務は暴動の発生した街からの副大統領の救出。しかし、現地へ急行した隊員たちが目にしたのは暴動ではなくゾンビの群れだった、、、
というストーリー。
ネイビーシールズといえば世界最強の呼び名が高い精鋭部隊。さらに副大統領救出を任される彼らは精鋭中の精鋭、、、のはずなのに丸腰のゾンビに負ける。いいのかそれで?
それでも隊長のセリフは心強い「いつも通り敵地をつっきるだけだ!」たまたま今回はゾンビが相手なだけだもんね。肝が据わってらっしゃる。
映画もまさしくその通り。よくある特殊部隊もので、敵がゾンビであること以外目新しさはない。
主人公のAJは妻とお腹の子供を残して任務に就いた。だから絶対に死ねない。
よくある設定。でもそういう奴が絶体絶命になるのはもうお約束だからね。驚かないし感動もない。
それほどチープさを意識しない作品なのに、銃を構えた兵士達が警戒しながら進む場面の奥では呑気にお店に入っていく一般人が映ってしまっていたりと、頻繁に一般人が見切れてしまっている。これには流石に興醒めした。
映画ではネイビーシールズの存在がかなり持ち上げられるが、いまいち観客にそれが伝わってこない。
ストーリーも単純過ぎて物足りない。悪役とか陰謀とかがあるともっと良かったのに。
緊張感が足りないので、もっと厳しい状況に変えてもう一度やり直して欲しい。
ネイビーシールズ:オペレーションZ(原題:NAVY SEALS: BATTLE FOR NEW ORLEANS/2015年/アメリカ)