乗ったら最期「ミッドナイト・ミート・トレイン」レビュー

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ニューヨークの写真家レオンは、写真の被写体を探し深夜の街を徘徊していた。
ある晩、レオンは地下鉄で不良に絡まれていた女性を助ける。しかし翌日、彼女は行方不明になっていた。
別の夜、地下鉄から出てくる怪しい男に興味を持ったレオンはその男を尾行する。男と行方不明事件の関連性に気付いたレオンは、彼の正体を探っていくが、、、

『VERSUS』『ルパン三世』の北村龍平監督の2008年のハリウッドデビュー作。
原作は、ホラー小説家クライヴ・バーカー。名作ホラー映画『ヘル・レイザー』の監督でもある。この映画は、彼の代表作『血の本』シリーズを原作としている。

原作が80年代後半の発表なせいか、ホラー映画が満ち溢れた現代では目新しさは少ない。
途中で主人公の行く末も予想できてしまうし、他の展開も大体予想できてしまう。「ああ、このパターンか」みたいに。

唯一の例外は、殺人鬼の動機
ただの快楽殺人者かと思いきや、ある“役目”があり殺人を犯している。まったくの予想外だった。

それを知ってから映画を思い起こすと、なるほどそういえばというような場面がある。
北村龍平監督が好みそうな脚本。同監督が脚本・プロデュースした『鎧 サムライゾンビ』もそんな感じで人を襲う動機がしっかりしていた。

「地下鉄の意味あんの?」とか「人肉の必要あんの?」とか、ただのホラーだしそういうツッコミは無粋(笑)
地下鉄という身近な空間が恐怖に変わるからロマン(?)がある。

映像は北村龍平監督らしく強いこだわりが感じられた。凝ったカメラワークのアクションシーンはさすが。
一方、ホラー演出はありきたりで退屈。
ハリウッドデビューという宣伝文句の割に腰が引けていて、挑戦的な姿勢は感じられなかった。

人間が牛か豚のように慈悲もなく殺され解体されるので、視聴には相当なグロ耐性が必要。
物語はとんでもない方向へ広がって終わる。その結末は是非、自分の目で確かめて欲しい。

ステーキ食いたくなってきた(笑)

ミッドナイト・ミート・トレイン(原題:The Midnight Meat Train/2008年/アメリカ)


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