007より英国紳士なスパイ「キングスマン」レビュー

star3

英国紳士を題材にしたスパイ映画。
『007』シリーズのジェームズ・ボンドも同じく英国紳士だが、この映画はより紳士を強調している。

ロンドンの街でチンピラ同然の生活を送っていたエグジーは、ハリーという紳士からスパイ組織「キングスマン」の候補生としてスカウトされる。

エグジーの父親は、同組織のメンバーとして過去に殉職しており、ハリーの命の恩人だった。

一方、実業家のヴァレンタインは、人類を脅かす恐ろしい計画を目論んでおり、エグジーたちは彼の計画を阻止するために立ち向かう、、、

というストーリー。

マシュー・ヴォーン監督、マーク・ミラー原作。
映画『キック・アス』と同じコンビ。

『キック・アス』『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』が思いのほか面白かったので、この映画はとても期待して鑑賞した。

『キック・アス』同様、スピーディーな展開、機敏なアクション、独特なキャラクターで期待を裏切らない映画だった。

ストーリーも、スパイ候補選抜試験はアイディア豊富で面白いし、世界を影で救ってきたキングスマンの設定も面白かった。

しかし、シンプルなストーリーのはずなのになぜかすんなり頭に入ってこなかった。
ストーリーが進行する度に、頭の中で情報を整理し直していた気がする。

テンポが早いせいか?情報量が多いのか?字幕が悪いのか?
結局、何が原因かわからないままだったが、よく考えるとそれほど深いストーリーの映画でもないので特に問題はなかった。

「紳士」がテーマなので、スパイ映画に必須の秘密道具はもちろん紳士的なものだし、アクションも紳士的だ。
それでも、アクションシーンは激しい。

大勢の敵を相手にしたり、両足刃物の義足の敵用心棒と対決したり、目まぐるしく動くカメラワークで映されるアクションシーンはこの映画の見所の一つだ。

敵用心棒の設定に、昔の007の雰囲気を垣間見た。敵のアジトの雰囲気も同様。

ペットの名前ネタが個人的にツボだった。

主なキャストは、

主人公エグジー役はタロン・エガートン。
イギリス期待の若手俳優で、チンピラ役からスーツを着こなす紳士役まで見事に演じている。
どこかマット・デイモン的な愛嬌がある。今後出演作が増えそうである。

キングスマンのベテランスパイ、ハリー役は、コリン・ファース。
2010年の映画『英国王のスピーチ』で演技派俳優として不動の地位を手にしている。さすがにスーツ姿はキマっている。さらにアクションもこなす柔軟さはやはりすごい。

敵であるヴァレンタイン役は、サミュエル・L・ジャクソン。
最近は、『アべンジャーズ』などのマーベル・コミック原作映画に登場する眼帯男ニック・フューリー役のイメージが強い。ちょっとだけ憎たらしい悪役をやらせると上手い。

キングスマン候補生の教官であるマーリン役は、マーク・ストロング。
『キック・アス』で、マフィアのボス、フランコ・ダミコ役で出演している。

キングスマンのリーダーのアーサー役は、マイケル・ケイン。
『ダークナイト』シリーズのバットマンの執事アルフレッド役の人。

スパイものはやり尽くされた感があったが、まだ新しいものを作れるということをこの作品は証明した。

スピーディーな展開、痛快なアクション、コメディと内容盛り沢山で最後まで楽しめる。

続編が2017年公開予定。さらにキャストや舞台がパワーアップして、日本での撮影もあるということなのでとても楽しみだ。

「マナーが人をつくる」

キングスマン(原題:Kingsman : The secret service/2015年/イギリス)


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