VFXは一級品!でも子供っぽい!?「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」レビュー

star3

超大作アクション映画シリーズ第2弾。

大迫力のアクションは今作も裏切らない。

このシリーズは大好きだ。

豪華ヒーロー集結というワクワク感がたまらない。
しかし、今作は全体的に子供っぽさが増している印象がある。

アクションシーンはもはやアニメかゲームのようで、リアリティがなく素直にかっこいいとは思えない。

ストーリーもなんだか無理やり感が強い。
今作の敵であるウルトロンが人類を攻撃する動機を要約すると、

「人類を平和にしたいねんけど、人類が進化せえへんと平和は無理やから、強制的に進化させるために一度滅亡の危機に瀕してもらいまっせ

なぜその考えに至った?
進化の確証はどこから?

難解さを装っているが、無理やりなパワープレーなのでスルーするのが正解。

ウルトロンが必死に肉体を欲している理由も説明不足で分かりづらい。
石のパワーを取り込むのに必要だったのか?
翻訳が悪いのか?

事件の発端は、アイアンマンことトニー・スタークの個人プレーのせい。

「この石、よう分からんけどすごいパワー持ってるやん!オレの作ったロボットに入れて代わりに世界を守ってもらったらええやん!オレ天才!」

的な慢心した無責任な行動が、結果的に人類滅亡の危機を引き起こしてしまっている。

敵のマインド・コントロールの有無は関係なしに、トニーは結局この行動に至っていただろうと想像できるため、自業自得としか言いようがない。

新キャラクターが酷かった。

まず双子の姉弟。

弟の方は、体の代謝が活発で超人的なスピードで動ける。
そのスピードで敵ロボットをパンチで軽々と破壊する。
鉄の塊を殴っても大丈夫。

劇中では触れられていないが、おそらく皮膚とか骨とかが強化されて、さぞ丈夫な体なのだろう。
と思いきや、あっさり銃撃にやられる

お姉ちゃんの方は、サイコキネシスとかマインドコントロールが能力の非戦闘員かと思いきや、戦闘になるとエネルギー弾(?)でばったばったと敵を倒しだす。
余裕で(笑)

これには、必死に戦っている他のアベンジャーズが可哀想に思えてきた。
しかし、そのエネルギー弾で戦う姿が恥ずかしい。

もう一人の新キャラクターであるヴィジョンの存在も微妙だった。

序盤からあれだけその力をほのめかしていたにも関わらず、いざ決戦となっても大して石の力は感じられず。

トニーが過ちを犯してまで手に入れようとした力はこの程度だったのか。
「宇宙からの脅威」からは到底守ってくれそうにない

そもそも97%入っていたはずのジャービスの人格(?)はどこへいった?

今作では、アベンジャーズのメンバーそれぞれの過去が垣間見えるため、ファンはより一層楽しめる。

一方で、メンバー同士が交流し過ぎているのに違和感があった。
パーティーとかは似合わないし、ソーのハンマーを笑いのネタにするのはいらない。
目的の為にしぶしぶチームを組んでいる感じの方がしっくりくる。

そもそもトニー以外はそんな軽いキャラクターではなかっただろう。

色々気になるところはあるが、そんなことはこの映画にとっては些細なことだ。

このシリーズはいわばお祭り。
縁日で売られているものの値段が高い不味いとか無粋なことを言ってはダメだ。
その場の雰囲気を楽しむことに集中すれば良い。

最新のVFXを駆使した極上のエンターテイメントなのは間違いない。

続編を予感させるいつものパターンで終わったが、次回作はさらにコスプレ感が強くなる感じが漂っていた。

期待と不安でいっぱいだ。

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(原題:Avengers Age of Ultron/2015年/アメリカ)


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