【秋の映画】「オータム・イン・ニューヨーク」レビュー【紅葉】

star3

ニューヨークの有名シェフであるウィル(リチャード・ギア)は、リッチでハンサムなプレイボーイ。
ウィルは彼の店を訪れたシャーロット(ウィノナ・ライダー)を、いつも通り遊びのつもりで口説く。
二人の仲が深まった頃、ウィルはシャーロットが余命1年の病と知る。本気になりつつあったウィルだが、真剣に愛したことのない彼はどうしていいかわからず、、、

リチャード・ギアとウィノナ・ライダー、歳の離れたカップルの物語だけど、並ぶと確かに親子にしか見えない。でも、美男美女の組み合わせなので全然イケてる。

リチャード・ギア演じるウィルは、生粋の女泣かせでなかなかのクズ男。表情の柔らかいリチャード・ギアだから嫌味なく見れたけど、これがねちっこいジョージ・クルーニーだったら鑑賞を止めていた(笑)

この映画のヒロイン、シャーロット役のウィノナ・ライダーがとってもキュート、そんでナイスバディ!22歳の設定だけど本人は当時既にアラサー。大丈夫、違和感ない(嘘)

ウィノナ・ライダーはこの映画で、映画の不名誉賞ゴールデン・ラズベリー賞に、リチャード・ギアと共に「最低スクリーンカップル賞」、翌年の『Mr.ディーズ』で単身「最低主演女優賞」と、二年連続ノミネートという散々な評価を受けている。
そんなにひどかったかな―?厳しいなー。

映画はヒロインが余命短かい系のストーリーなので、「泣くもんか!泣いたら思うツボだ!」と思ってたけど、やっぱり無理(笑)
ショートカットと短命の組み合わせって最強じゃない?

シャーロットは自分の運命と共感するのか、よく悲しげな詩を詠む。
印象的だったのは、パーティで子供達に聞かせた二匹の蝶の物語。

その話をざっと説明すると、
「二匹の蝶が大空に駆け登って光の上で羽を休め、輝く海に飛び立ちその後は誰も知らない」
というもの。

二匹の蝶はウィルとシャーロットのことで、最初の節は二人の幸せな時を表しているのだろう、後の節にはウィルと共に生きたいというシャーロットの願望が表れているように思う。

ただ、「その後は誰も知らない」という結末が、どうしても死を含んで想像してしまう。
たんなるハッピーエンドで終われない。そんな自分の運命を悟っているようで悲しくなる。

ウィルのナンパテクニックにフムフムと勉強し、シャーロットのキュートさに鼻の下を伸ばし、最後は泣く。十分でした。

セントラルパークの紅葉は、黄色い絨毯を敷き詰めたようにあたり一面黄色一色でとても美しかった。

オータム・イン・ニューヨーク(原題:Autumn in New York/2000年/アメリカ)

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